アダルトチルドレン
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アダルトチルドレン(英: adult children)とは、
- 親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人[1][2]。「adult children of alcoholics」の略語(ACOA、ACA、アルコール依存者のアダルトチルドレン)。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である[1]。
- 親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。「adult children of dysfunctional family」(ACOD、機能不全家族のアダルトチルドレン)[3]。機能不全家族の下で育ったことが原因で(大人になっても)深いトラウマ(外傷体験)を持つという考え方、現象、または人(大人)のこと。
頭文字を取り、単にACともいう[4][5]。どちらの意味も、医療における診断用語、病名ではない[6]。大人になっても子供の状態から抜け出せない人、親から自立しない人を指すこともあるが、元来の使われ方とは異なる[注釈 1][6][7]。なお、英語圏で単に「アダルトチルドレン」という場合、成人した(続柄上の)子供を指す。
前者から後者の意味が派生しているため、本記事では両方に触れることとする。区別が必要な場合、前者をACOA、後者をACODと表記する。