アメミット[1] 、アメミト(Ammit)[2]、またはアンムト(Ammut)は[3][注 1]、古代エジプトに伝わる幻獣の一種。その名は「死者を食らう(呑む)もの」を意味する。
冥界アアルの転生の事前の裁判にて、秤にかけられた真理の象徴マアトの羽根(真実の羽根)よりも重かった死者の心臓 (Ib) を貪り喰らう。喰われた魂は転生できず、永遠の破滅を意味した。
頭は鰐、鬣と上半身が獅子、下半身は河馬の合成獣に描かれるのが、当初(エジプト新王国時代)では通常だったが、のちには少し異なる作風がみられた。