イタスカ郡 (ミネソタ州)
ミネソタ州の郡 ウィキペディアから
ミネソタ州の郡 ウィキペディアから
イタスカ郡(英: Itasca County)は、アメリカ合衆国ミネソタ州の郡である。郡名はイタスカ湖に因んで名付けられた。「イタスカ」という言葉はラテン語の veritas caputを短くしたもので「真実」と「頭」を意味し、具体的にはミシシッピ川の水源を指している。人口は4万5014人(2020年)[1]。郡庁所在地はグランドラピッズであり、同郡で人口最大の都市である。ボイスフォートとリーチレイクのインディアン居留地の一部が郡域に入っている。
イタスカ郡はミネソタ準州が創設された1849年に設立された。当初は現在よりも大きな郡域であり、州北東部のほとんどを包含していた。すなわち、クック郡、レイク郡、セントルイス郡、クーチチング郡、レイクオブザウッズ郡東部、ベルトラミー郡東部、エイキン郡北部、カールトン郡北部までが入っていた。
イタスカ郡は当初イタスカ湖に因んで名付けられた。イタスカ湖はミシシッピ川の真の水源であることが発見されていた。その水源に関する議論が戦わされた後、1832年にヘンリー・ロー・スクールクラフトが真の水源を見つけるための旅に出た。その水源に突き当たると、それをイタスカ湖と名付けた。ミシシッピ川はイタスカ湖の小さな水源からベミジーなどの都市を抜けてメキシコ湾に至っている。
「イタスカ」という言葉はラテン語の veritas caputを短くしたもので「真実」の「頭」(水源)を意味している。
ミシシッピ川の真の水源を見つけたことの重要さ故にイタスカ湖に因んでイタスカ郡と名付けたと考えられた。
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は2,927.78平方マイル (7,582.9 km2)であり、このうち陸地2,665.06平方マイル (6,902.5 km2)、水域は262.72平方マイル (680.4 km2)で水域率は8.97%である[2]。
イタスカ郡の景観は変化が大きい。低地の平原、うねりのある丘陵、および湿地は、過去の氷河作用の名残である。長い間深い森林に覆われていた。松、トウヒ、硬木、ヒマラヤスギ、カラマツなどの樹種がある。地域の大きな森は林業と製材業を経済の柱に押し上げた。
主要な森林としては、チッペワ国立の森、ビッグフォーク州立の森、ジョージ・ワシントン州立の森、ゴールデンアニバーサリー州立の森、マーセル実験森林がある。
郡内には大きな湖から主要河川と小さなクリークまで様々な水域がある。湖は1,400ある。この水域が様々な鳥類や小さな哺乳類など野生生物の生息を支えている。大きな湖としてはウィニビゴシシュ湖、ポケガマ湖、ディア湖、ボウストリング湖、ブランディン・ペーパーミル貯水池があり、大きな川はミシシッピ川である。
|
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
基礎データ
人種別人口構成
先祖による構成
年齢別人口構成
|
世帯と家族(対世帯数)
収入収入と家計 |
都市 | 郡区 | 未組織の町 | 未編入の町 | ||
---|---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
|
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.