インデックス・ケース
最初の症例 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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インデックス・ケース(英語: index case)は、疫学調査上で集団内最初の患者となった人物を指す言葉である[1][2]。プライマリー・ケース(primary case)、ペイシェント・ゼロ(patient zero)も同様の意味である。日本語では「初発症例」「発端症例」[3][注釈 1]などの訳語が当てられることがある。
インデックス・ケースという語は、この他、遺伝学では原因と目される遺伝要因を家族内で調査するきっかけを作った最初の発症者(発端者、英: propositus / proband)を指したり[4]、前頭葉に大きな損傷を負いながら生還したフィニアス・ゲージの一例など、文献上「古典的な」位置づけを得ることもある。
- 「ペイシェント・ゼロ」という語は、北アメリカでのヒト免疫不全ウイルス (HIV)感染のインデックス・ケースと考えられた人物(後出)に対して使われた[6][7]。日本語では「ゼロ号患者」(0号患者)[8]と訳される。ここから転じて、医療以外の分野でも、コンピュータネットワーク上で初めてマルウェアに感染した人など、他人へ蔓延する何か良くないものに初めて感染した個体をペイシェント・ゼロと呼ぶことがある[9]。現在「ペイシェント・ゼロ」の単語は、感染症アウトブレイクが起こった際の初患者や、コンピューター・ウイルスの初感染例を指す言葉としてメディアで使われるほか、より広い意味では、広範な影響を及ぼす企画や行動の源泉を指す言葉としても用いられる[要検証 – ノート][10][11][12][13][14]。