イーサー・ケレメチ
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イーサー・ケレメチ(ʿĪsa Kelemech、1218年 - 1307年)は、モンゴル帝国(大元ウルス)に仕えた西アジア出身のネストリウス派キリスト教徒。
モンゴル帝国に仕えるキリスト教との代表的人物として歴代カアン(皇帝)に重用され、政治的にはアフマド・ファナーカティーらムスリム人官僚と対立したことで知られる。
『元史』などの漢文史料では愛薛(àixuē)、『集史』などのペルシア語史料ではعیسی کلمچی、またラテン語文書ではIse terchimanとそれぞれ表記される。また、「ケレメチ」は「通訳」を意味するモンゴル語。