エプコット
ウィキペディアから
ウィキペディアから
エプコット (英語と略称:EPCOT) は、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある4つのディズニーパークの内の1つである。
エプコット EPCOT | |
---|---|
所在地 | ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート アメリカ合衆国 フロリダ州 オーランド |
座標 | 北緯28.371度 西経81.550度 |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
所有者 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
運営者 | ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ |
開業 | 1982年10月1日 |
旧称 | エプコット・センター EPCOT Center Epcot |
開園期間 | 年中無休 |
面積 | 80万m2 |
テーマ | 技術発展と国際文化 |
パーク名のエプコットは、ウォルト・ディズニーが晩年に計画した「実験的未来都市」"Experimental Prototype Community of Tomorrow"の頭文字から取られている。これは未来的な理想都市を目指し、一つの独立した共同体を作る計画であった。しかしウォルトの死によりエプコット計画の続行は難しくなり、最終的に当初の構想とは異なるものの、未来をテーマとしたパークを作ることに落ちつく。
1982年10月1日にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで2番目のディズニーパークとして開園。シンボルはパークの中央に位置する巨大な銀色の球体型をした建造物「スペースシップ・アース」。オープン時の名称は、「エプコット・センター」であったが、後に現在の「エプコット」となった。
1982年の開業時点ではアトラクションの数自体は5つのみであり、ワールドショーケースは1984年にモロッコ館が、1988年にノルウェー館がオープンした。また、90年代になるとアトラクションの多くは技術的に「時代遅れ」のものと見なされるようになり、90年代にいくつかのパビリオンをクローズしリニューアルする形のものが増えた。例として、1996年に「ユニバース・オブ・エナジー」館を人気女性コメディアンのエレン・デジェネレスを案内役に迎える形でリニューアルした「エレンのエナジー・アドベンチャー(Ellen's Energy Adventure)」や、「ワールド・オブ・モーション」館の跡地に「テスト・トラック(Test Track)」を1999年にオープンしたり、1999年に「ホライズン」館をクローズして2003年に「ミッション:スペース(Mission:Space)」をオープンしたり、2005年にランド館に「ソアリン」をオープンした[1]。
また、2000年代に入るとこれまでになかったディズニーのキャラクターのアトラクションが増え、2007年にメキシコ館に映画「三人の騎士」をテーマにしたボートライド、「三人の騎士のグラン・フェスタ・ツアー(Gran Fiesta Tour Starring The Three Caballeros)」や「リビング・シー(Living Seas)」館を映画「ファインディング・ニモ」をテーマにリニューアルした「シー・ウィズ・ニモ&フレンズ(The Seas with Nemo & Friends)」館がオープンしたり、2016年には人気映画「アナと雪の女王」のアトラクションである、「フローズン・エバー・アフター(Frozen Ever After)」がノルウェー館にオープンした。
この傾向は現在も続いており、2021年10月1日には映画「レミーのおいしいレストラン」をテーマにしたアトラクション、「レミーのラタトゥイユ・アドベンチャー(Remy’s Ratatouille Adventure)」がフランス館に、2022年5月27日にはユニバース・オブ・エナジー跡に映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズをテーマにしたローラーコースタータイプのアトラクション、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コスミック・リワインド(Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind)」がオープン。なお、このアトラクションはエプコット初のローラーコースタータイプのアトラクションである。
2019年8月のD23 Expoで2021年10月1日よりエプコットのフューチャーワールドを3つのエリアに分けることが決定[2]。中央部は「ワールド・セレブレーション」、西側は「ワールド・ネイチャー」、東側は「ワールド・ディスカバリー」と命名される。
「常設の博覧会」と形容されるように、園内はテクノロジーを体験する展示やアトラクションの他、世界各国のパビリオンが立ち並ぶ。エネルギーや大地の恵みなどをテーマに人類の過去と未来を映し出すフューチャーワールドと、世界各国の伝統文化をショーや食事などで紹介するワールドショーケースの二つのエリアに分かれていた。2021年10月1日よりエプコットのフューチャーワールドを3つのエリアに分けることが決定[2]。中央部は「ワールド・セレブレーション」、西側は「ワールド・ネイチャー」、東側は「ワールド・ディスカバリー」と命名される。
園内の南側、メインゲートに入ってすぐのところにあり、旧フューチャー・ワールドの中央部。エプコットのシンボルのスペースシップ・アースがあり、中のアトラクションは人類の歴史をアニマトロニクスで描いたものである。
旧フューチャー・ワールドの西部。海や大地などの自然をテーマにしたパビリオンが並ぶ。
旧フューチャー・ワールドの東部。テスト・トラックやミッション:スペースなどスリルの多いアトラクションが並ぶ。
ワールド・ショーケースは、園内の北側、メインゲートから入って奥側にある。ワールド・ショーケースのテーマは、世界を回る。世界11カ国をテーマとしたパビリオン(館)があり、それぞれのパビリオンの中にアトラクションやショップ、レストランが配置されている。各国のエリアにそれぞれの国の建築物を再現しその中にアトラクション、物販、飲食施設などを配している。アトラクションの中で最も規模が大きいのがアメリカ館にあるアメリカン・アドベンチャーである。
レストラン
ショップ
エンターテイメント
日本館には現在までアトラクションは無いが、三越がショップとレストランを出店しており、日本食も提供されている。エリアには法隆寺の五重塔や、正倉院、姫路城などが再現されている。なお、東京ディズニーランドにあった「ミート・ザ・ワールド」は本来、ここに設置するために開発されていたアトラクションである。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.