エンフィールド銃
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エンフィールド銃(エンフィールドじゅう、Enfield Rifle Musket)とは、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたパーカッションロック式の前装式小銃(施条銃)である。弾丸は、初期にガス圧で拡張するプリチェット弾、後期にプラグを使って拡張するエンフィールド弾を使用したので、ミニエー銃ではなくライフルマスケットに分類される。1853年から1871年までイギリス軍の制式小銃として使用され、4つのバージョンが存在するほか、銃身長の異なるタイプ(2バンド・3バンド)が製造された。この記事では、1853年型の解説を行う。
概要 1853年式エンフィールド銃, 種類 ...
1853年式エンフィールド銃 | |
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種類 | 歩兵銃 |
製造国 | イギリス |
設計・製造 | エンフィールド造兵廠、ロンドン、バーミンガム、リエージュなど |
仕様 | |
種別 | 前装(先込め)式小銃 |
口径 | .577口径(14.66 mm) |
銃身長 | 39インチ(990 mm)3バンド型 |
ライフリング | 3条 1:78のねじれ |
使用弾薬 | エンフィールド弾薬包 |
装弾数 | 単発 |
作動方式 | パーカッション式 |
全長 |
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重量 | 銃剣なしで8ポンド14.5オンス(4.04kg) |
発射速度 | 2-4発/分(弾丸の種類による) |
銃口初速 | 385.88 m/毎秒 |
有効射程 | 900 m |
歴史 | |
設計年 | 1854年 |
配備期間 | 1855年 - 1871年 |
配備先 | イギリス軍 |
関連戦争・紛争 | |
バリエーション | 他、多数 |
製造数 | 1,500,000 |
呼称 | |
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1866年以降は一体型の実包を使うスナイダー・エンフィールド(Snider-Enfield)への改造が進められた。日本では幕末の1864年頃から輸入されるようになり、戊辰戦争でもっとも多く使用された。明治時代初期の日本陸軍はこの銃で装備され、西南戦争頃まで使用された[1]。日本での俗称は「エンピール銃」、「鳥羽」、「ミニエー」などで[1]、外国での俗称は「エンフィールド・ライフル」、「エンフィールド・プリチェット・ライフル」、「ロング・エンフィールド・ライフル」などであった。