オクシタニア・ナショナリズム
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オクシタニア・ナショナリズム(仏語:Nationalisme occitan オック主義、オクシタニア民族主義)は、フランス南部のオック諸語圏(オクシタニア)における民族運動。オック語に代表される南仏特有の文化を持つオクシタニア人(オック人)の民族自決及び自治をフランスに求める政治運動を指し、スペイン・イタリア・モナコの一部地域にも広がっている。
現時点でオック主義は他のフランス共和国における分離主義や自治運動(ブルターニュ、コルシカ、ノルマンディー、アルザス、サヴォワ、ニース、北カタルーニャ、フランス領バスク)の中でも穏健な運動に留まっており、合法的な政党活動に力点が置かれている。政党活動についても幾つかの組織が乱立していて、国政を動かす程の大きな運動にはなっていない。一方で着実に支持者は増加傾向にあり、2010年にはオクシタニア党(Partit occitan)がオック主義者政党として初めて地方議会議席を獲得した。