オ・クラシコ
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オ・クラシコ(ポルトガル語: O Clássico, 英語: The Classic)は、ポルトガルの首都リスボンに本拠地を置くSLベンフィカとポルトガル第2の都市ポルトに本拠地を置くFCポルトの間で行われるサッカーの試合のことである。ポルトガルのナショナル・ダービーである。
概要 都市、地域, 初開催 ...
都市、地域 | ポルトガル |
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初開催 |
ポルト 2–8 ベンフィカ 親善試合 (1912年4月28日) |
チーム | ベンフィカ, ポルト |
総試合数 | 234 |
最多勝利 | ポルト (91) |
最多出場選手 | ネネ (44)[1] |
最多得点選手 | ジョゼ・アグアス (18)[2] |
直近の試合 |
ポルト 1–0 ベンフィカ プリメイラ・リーガ (2022年5月8日) |
最大得点差勝利 |
ベンフィカ 12–2 ポルト プリメイラ・ディヴィゾン (1943年2月7日) |
最長連続勝利 | 4 |
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ベンフィカは16万人のソシオを有する。全世界に1400万人のファンがいると言われ、2006年にはギネス・ワールド・レコーズに「世界最多のサポーターを持つクラブ」と認定された[3]。ライバル意識は両都市・両クラブの政治的、文化的、スポーツ的な理由で形成された[3]。都市としてのポルトは伝統的に労働者階級が多い工業都市であり、強い独立意識を持つ。一方のリスボンは豊かで力強く、魅力に満ちた首都である[3]。ポルトガルの南北間の気質格差を表す際に「ポルト人が働いている時にリスボン人は遊んでいる」(Lisbon shows off while Porto works)という格言が用いられる。SLベンフィカは首都リスボンを、FCポルトは北部の工業港ポルトを代表するクラブである。歴史的にみると、ポルトガルでもっとも大きな成功を収めたクラブはベンフィカだが、1990年代以降に限るとポルトがポルトガルサッカー界を支配している。