カイニン酸型グルタミン酸受容体
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カイニン酸型グルタミン酸受容体(カイニンさんがたグルタミンさんじゅようたい、英: kainate type glutamate receptor)もしくはカイニン酸受容体(英: kainate receptor, kainic acid receptor、略称: KAR)は、神経伝達物質グルタミン酸に応答するイオノトロピック受容体(リガンド依存性イオンチャネル)の1種である。マクリDigenea simplexと呼ばれる藻類から単離された薬剤カイニン酸によって選択的に活性化される受容体として同定された。伝統的には、AMPA受容体と共に非NMDA受容体に分類される。AMPA受容体やNMDA受容体と比較して、KARの理解は進んでいない。シナプス後細胞に位置するカイニン酸受容体は興奮性神経伝達に関与しているのに対し、シナプス前細胞に位置するカイニン酸受容体は抑制性神経伝達物質であるGABAの放出を調節することで抑制性神経伝達へ関与していることが示唆されている。