カール・ローザ・オペラ・カンパニー
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カール・ローザ・オペラ・カンパニー(Carl Rosa Opera Company)は、ドイツ出身の音楽興行主のカール・ローザと、その妻でイギリスのソプラノ歌手であったユーフロジーヌ・パレパ=ローザが、ロンドン及びイギリス各地に英語のオペラを届けるべく1873年に設立した劇団。一座は地位の確立したオペラスターと若手歌手を織り交ぜて起用し、求めやすい価格でチケットを販売して新たなオペラ観客に訴求しつつ、イギリス国内で多数のオペラの新作を初演した。1889年のローザの死後も存続した一座はツアーを行って英語のオペラを公演し続けたが、1960年に資金難により閉鎖を余儀なくされた。1997年に再興された同劇団は、ギルバート・アンド・サリヴァンによるものをはじめとした軽妙なオペラを主として上演している[1]。