キャメルケース
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キャメルケース(英: camel case)は、英語の複合語やフレーズ、文をひと綴りとして、各構成語(要素語)の最初を大文字で書き表すことをいう[1]。キャメルケースとは、大文字が「らくだのこぶ」のように見えることからの命名である。例えば、「camel case」をキャメルケースで書き表すと、「camelCase」または「CamelCase」となる。
ブラッド・エイブラムスによれば、.NET Frameworkの初期設計の際、名前付けスタイルの議論を円滑に進めるために作った用語だと言う。先頭の語も含めて各構成語の最初の文字を大文字にするスタイルは「PascalCasing」と命名され、先頭の語のみ最初の文字を小文字にするスタイルは「camelCasing」と命名された[2]。なおこのとき、プログラミング言語Pascalによって普及したスタイルであるとして、「PascalCasing」という用語を提案したのは、Turbo Pascalの設計者であり、.NET設計チームの主要なメンバーでもあったアンダース・ヘルスバーグであったが、用語の選定にあたって特に異論は出なかった[3][4]。「PascalCasing」はパスカルケース(英: Pascal case)と表記されることもある。
別名、バイキャピタライゼーション[5]、インターキャプス[6]、ミックストケース[7]ともいう。一部、日本語訳してキャメル記法、キャメル方式と表現されることもある。