クエッカ
ウィキペディアから
ウィキペディアから
クエッカ、クエーカ、クエカ(cueca)は、ボリビア・チリ・アルゼンチンで盛んな舞曲である。6/8拍子のリズムに乗せて、男女のペアがハンカチ(pañuelo)を振りながら踊る。ペルーのサマクエカ(zamacueca、現在はマリネラと称する)を起源とする踊りで、アルゼンチンのサンバと同一系統である。
クエッカの原型となったのは、ペルーで19世紀に生まれたサマクエカ(マリネラ)である。更にたどると、スペインのホタと呼ばれる舞曲であるとする説もある。ペルーのサマクエカはじきにクエカ(クエッカ)と呼ばれるようになったが、太平洋戦争の頃に海軍兵士が広めた事もあってペルーではマリネラと呼ばれるようになった。その頃から、ボリビアとチリでは独自にクエッカが変化し、広く親しまれるようになっていった。
男女が1対1で向かい合い、右手に白いハンカチを持ち、円を描くようなステップで踊る。時折、半回転したり1回転する。また、男性がハンカチを両手で腰の後ろに持ち、女性の回りを一周する事もある。はっきりと定まったステップがあるわけではなく、曲にあわせて適当に踊られる。手をつないだり組んだりする事はあまりないが、アップテンポの曲の場合男性が女性の肩を軽く抱く事がある。この踊りは、雄鶏と雌鶏の求愛の姿を踊りにしたものだと言われる。
国ごとに構成や曲調に若干の違いがある。代表的なものは以下のとおり。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.