クンブム・チャンパーリン寺
ウィキペディア フリーな encyclopedia
クンブム・チャムパーリン寺は、青海省の省都である西寧市の郊外の湟中区に位置するチベット仏教の寺院である。漢字表記は塔爾寺(とうじ・じ/タールじ)タール寺、クンブン寺、クンブム寺とも表記。チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の寺院で、ゲルク派の開祖ツォンカパの生誕地としても知られる。アムド地方における主要拠点のひとつである。中国の5A級観光地(2012年認定)[1]。
概要 クンブム・チャンパーリン寺(塔爾寺), チベット語名 ...
クンブム・チャンパーリン寺(塔爾寺) | |
---|---|
全景 | |
チベット語名 | |
チベット文字 | སྐུ་འབུམ་བྱམས་པ་གླིང། |
ワイリー | sKu-‘bum Byams-pa gling |
座標: | 北緯36度28分53.18秒 東経101度35分57.09秒 |
寺院情報 | |
所在地 | 青海省西寧市湟中区 |
創設者 | ダライ・ラマ3世 |
創設 | 1583 |
宗教 | チベット仏教 |
宗派 | ゲルク派 |
献納 | ツォンカパ |
修行僧数 | 400 |
テンプレートを表示 |
閉じる
1360年にツォンカパの生母が立てた仏塔がもとになっているという。1560年にリンチェン・ツォンドゥギェンツェンが再興し、50あまりの末寺をかかえた。また、寺本婉雅が日露戦争のころにここに滞在していた。1958年には3600人以上の僧侶が在籍したが、アムド、内外モンゴル、ユグル族の出身が多かったという。文化大革命後はほぼ僧侶がラプラン寺へ移動してしまった。現在は300人ほどの僧侶が在籍している。
ウィキメディア・コモンズには、クンブム・チャンパーリン寺に関連するメディアがあります。