グアテマラの鉄道
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グアテマラの鉄道は、グアテマラにおける鉄道について記述する。
2006年の時点で、グアテマラには200マイル(322キロメートル)に及ぶ軌間3フィート(914mm)の狭軌鉄道が存在していた。2007年9月まで運行していた路線は、グアテマラシティ - プエルト・バリオス間と、グアテマラシティのコンテナターミナルとプエルト・サント・トマスにある短距離の支線であった。カリブ海と首都グアテマラシティの間を、コンテナ、スチール、セメント、紙やバナナなどを輸送していた。旅行者用のチャーター便を除き、1990年代後半以降は乗客輸送を行っていなかった。鉄道の管理は、1997年に50年間の営業権を与えられたアメリカ合衆国に拠点を置くRDC(Railroad Development Corporation、鉄道開発会社)社によって行われていた。かつてグアテマラ国内に存在していた別の路線、メキシコ国境にあるシウダー・タクン・ウマンに向かう路線、エルサルバドルのアンギアトゥーに向かう路線、グアテマラ太平洋岸のエスキントラ県のプエルト・サン・ホセに向かう路線、は少なくとも1996年までに廃止された。閉鎖された区間の鉄道網は、総延長497マイル(800キロメートル)に及ぶ[1]。