サンスクリット
インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派のインド語群に属し、ヴェーダ語に起源を持つ古典言語、および典礼言語 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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サンスクリット(梵: संस्कृतम् saṃskṛtam、英: Sanskrit[11])は、古代インド・アーリア語に属する言語。北西方からインドを訪れたとされるアーリア人によって話された古代語。後に文法家パーニニが文法を詳細に研究した。
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概要 サンスクリット, 発音 ...
サンスクリット | ||||
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संस्कृतम् Saṃskṛtam | ||||
デーヴァナーガリーで記された「サンスクリット」 | ||||
発音 | IPA: [ˈsɐ̃skr̩tɐm] ( 音声ファイル) | |||
話される国 |
南アジア 東南アジアの一部 | |||
話者数 |
24,821人(インド、2011年)[1] 1,669人(ネパール、2011年)[2]がサンスクリットを母語とすると回答している。 | |||
言語系統 | ||||
初期形式 | ||||
表記体系 |
デーヴァナーガリー をはじめとした、さまざまなブラーフミー系文字で記述される[3][4]。 ラテン文字 (IAST・京都・ハーバード方式など)[5] アラビア文字[6][4] | |||
公的地位 | ||||
公用語 |
ヒマーチャル・プラデーシュ州[7] ウッタラーカンド州[8][9] | |||
少数言語として 承認 | インド | |||
統制機関 | 統制なし | |||
言語コード | ||||
ISO 639-1 |
sa | |||
ISO 639-2 |
san | |||
ISO 639-3 |
san | |||
Glottolog |
sans1269 [10] | |||
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アーリア人らが定住した北インドを中心に南アジアで用いられ、その影響を受けた東アジア、東南アジアの一部でも使用された。文学、哲学、学術、宗教などの分野で広く用いられ、特に大乗仏教の多くの仏典がこの言語で記され、ヒンドゥー教では現在でも礼拝用言語である。現在では母語話者は少ないが権威は大きく、現代インドでは憲法第8附則で当初から公用語に指定されており、紙幣での金額記載にも含まれる[12]。
サンスクリットは「正しく構成された(言語、雅語)」を意味する[13]。ただし、この言語が「サンスクリット」と呼ばれるようになったのが確認できるのは5世紀から6世紀ごろのことである[14]。
また、「サンスクリット」のみで言語自体を指すが、日本語では言語であることを明示するためサンスクリット語とも呼ばれる。
漢字表記の梵語(ぼんご)は漢字文化圏でのサンスクリットの異称。サンスクリットの起源を造物神梵天(ブラフマー)とするインドの伝承を基にした言葉である。日本でも近代以前から漢訳経典を通じて「梵語」が使われた。