シェトランド・シープ
ウィキペディア フリーな encyclopedia
シェトランド・シープ(Shetland sheep)は、シェトランド諸島原産の小型の羊。現在では世界各地で飼育されている。北欧系の短尾種(Northern European short-tailed sheep)に属し、絶滅したスコティッシュ・ダンフェイス(英語版)種の近縁である。シェトランドは在来種または未改良品種に分類される[2]。この品種は高品質な羊毛と羊肉を産出し、生物多様性保全のための放牧(conservation grazing)にも使われる[3]。
概要 原産国, 種類 ...
よく見られる Moolit という毛色をしたシェトランド・シープ | |
原産国 | スコットランド |
---|---|
種類 | ウール |
用途 | 羊毛、羊肉、放牧 |
特徴 | |
体重 | オス: 41–57 キログラム |
メス: 34–45 キログラム | |
むく毛色 | 黒、白、茶色 |
毛長 | 5-12センチメートル[1] |
繊度 | 50-60番手[1] |
毛量 | 1-1.5キログラム[1] |
顔の色 | 黒 |
角の状態 | あり(オスのみ) |
ヒツジ Ovis aries |
閉じる
シェトランド種は他の商業的に飼育されている品種と比べ、小型で成長も遅いが、頑健で繁殖も容易、環境への適合性もあり長命である。この品種は何世紀にもわたって食料の少ない厳しい環境を生き残ってきた。他の近代的な品種と比べ、野生の生存能力を残しているため飼育に手間がかからない。