セミパラチンスク核実験場
旧ソビエト連邦のかつての主要な核実験場 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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セミパラチンスク核実験場(Семипалатинский ядерный полигон)は、旧ソビエト連邦のかつての主要な核実験場である。カザフ共和国(現・カザフスタン)の北東部、セメイの西方150キロメートルの草原地帯にあり、面積は約1万8000平方キロメートル(日本の四国の面積にほぼ等しい)。
概要 セミパラチンスク核実験場, 座標 ...
セミパラチンスク核実験場 | |
---|---|
クルチャトフ近く カザフスタン | |
座標 | 北緯50度07分 東経78度43分 |
種類 | 核実験場 |
施設情報 | |
運営者 | ソビエト連邦 |
状態 | 閉鎖 |
歴史 | |
使用期間 | 1949 – 1991 |
実験情報 | |
未臨界核実験 | 不明 |
核実験 | 456回(340回の地下核実験と116回の地上核実験)[1] |
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旧ソ連初の核実験(1949年8月29日)から、ソビエト連邦の崩壊に伴う閉鎖(1991年8月29日)まで合計456回の核実験に使用された[2]。閉鎖を記念して、8月29日は国際連合の「核実験に反対する国際デー」となっている。閉鎖後も放射能汚染は残っている[2]。
旧ソ連の核実験は軍事機密として周辺住民に危険性が知らされず、放射性降下物や地下核実験で漏れた放射性ガスによる被曝で癌・白血病、新生児の障害などが多発し、健康被害を受けた人は合計150万人を超えると推定されている[2]。ソ連崩壊後はカザフスタンの所有となったため、世界の核実験場では唯一、他国による調査が可能となっている[3]。