ソフトリンク
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ソフトリンク (Soft Link) は、コンピュータのディスク上で扱うファイルやディレクトリを、本来の位置にファイルを残しつつそれとは別の場所に置いたり別名を付けてアクセスする手段である[1]。複製とは違い、実体がないこと、ソフトリンクで開いたファイルへの操作が実物のファイルにも反映されること、ファイルサイズが小さいのが特徴。
実際には、各種OSによって名称も異なっており、それぞれ、
- Microsoft Windows - ショートカット[1]
- Mac OS - エイリアス[1]
- UNIX - シンボリックリンク[1]
- NTFSを搭載したWindows(Windows XPなど) - ジャンクション[2]
と呼ばれるものがこれに相当する。なお、macOSではエイリアスに加えてシンボリックリンク、Windows Vista以降はジャンクションに加えてシンボリックリンクにも対応している。Windowsのジャンクションやシンボリックリンクは、リパースポイント(英語版)と呼ばれる機能によって実現されている。仕様にも若干の違いが見られる。
ソフトリンクはリンク先のファイルを指し示しているだけの存在であるが、これへアクセスするとリンク先のファイルが操作される。つまり、ディスク内のある場所にあるファイルを、あたかも別の場所にもあるがごとく扱えるのである。これは、ファイルを整理した際に、ディレクトリの奥深くに埋もれてしまったファイルをデスクトップなど手近な場所からアクセスするのに便利になる。
ソフトリンクは、リンクを削除してもオリジナルは消滅しない。逆に、オリジナルを削除するとソフトリンクは無効なものになってしまう[1]。