タヒーナ
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タヒーナとは、挽いた炒りゴマを主原料としたペースト・ディップ状の食材で、中東などで用いられている。
アラビア語で「(臼などで)挽かれたもの」を意味し、皮の有無によって皮無しの白タヒーナ(طَحِينَة بَيْضَاء, ṭaḥīna bayḍāʾ/baiḍāʾ, タヒーナ・バイダー(ッ), 「白いタヒーナ」の意)と皮つきの薄茶色い赤タヒーナ(طَحِينَة حَمْرَاء, ṭaḥīna ḥamrāʾ, タヒーナ・ハムラー(ッ), 「赤いタヒーナ」の意)とに分かれる。
単体でディップとして食される以外にも、肉料理にかけるソースとして用いられたり、フンムス(ホンモス/フムス)やバーバー・ガンヌージュ/バーバー・ガンヌーシュ(口語発音:ババ・ガンヌージュ、ババ・ガンヌーシュ等、一般的カタカナ表記:ババガヌーシュ)などの材料として用いられるなどしている。
中華料理における芝麻醤に似た食材。また日本の練り胡麻にも似ているが、タヒーナは本来練る工程を経ないで作られるゴマディップであり製法としては異なる。