![cover image](https://wikiwandv2-19431.kxcdn.com/_next/image?url=https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/07/RTG_Houlgate_-_Digue_de_la_Rue_des_Bains_1989.jpg/640px-RTG_Houlgate_-_Digue_de_la_Rue_des_Bains_1989.jpg&w=640&q=50)
ターボトレイン (フランス)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
Turbotrain (チュルボトラン) はガスタービンエンジンを動力とするフランスの高速鉄道車両である。
![]() |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/07/RTG_Houlgate_-_Digue_de_la_Rue_des_Bains_1989.jpg/320px-RTG_Houlgate_-_Digue_de_la_Rue_des_Bains_1989.jpg)
1967年、都市間輸送を目的としてフランス国鉄(SNCF)が製造。以下の4型式が製造され、最終型は2005年まで運行された。最終型はその後のTGV開発の基礎となった。
- 第1世代の ETG (Elément à Turbine à Gaz) は4両編成で座席数188を持ち、456馬力のディーゼルエンジンと1165馬力のガスタービンエンジン各1基を搭載していた。ディーゼルエンジンは発進と時速約30kmまでの加速用であった。1971年にパリ - カーン - シェルブール間で運行を開始した。
- 第2世代の RTG (Rame à Turbine à Gaz) は流体式変速機を備え、5両編成で座席数280席を持ち、44列車が製造された。820kWのガスタービンを2基備えたRTGは最高時速160kmで商業運行した。RTGは1973年にストラスブール - リヨン間とリヨン - ナント間、1975年にパリ - ドーヴィル - ディーヴ・カブール間で運行が開始された。RTGは6編成が試験車両として米アムトラック向けに製造され、ターボライナーとして使用された。
1973年から1979年のオイルショック以降、RTGは経済性の悪さが深刻になり、エンジンの交換など複数の案が検討されたがいずれも実現せず、1995年以降SNCFは徐々にRTG車両を路線から回収した。
1996年のパリ - カーン - シェールブール路線電化にともない、RTGはリヨン - ボルドーへと運行区間が変更となり、2005年まで走り続けた。RTGは引退となったが、現在1車両がSNCFのミュルーズ基地に稼働可能状態で保存されている。