トルダの勅令
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トルダの勅令もしくはトゥルダの勅令 (ハンガリー語: tordai ediktum、ルーマニア語: Edictul de la Turda) は、東ハンガリー王国のヤーノシュ2世が発した、信教の自由を認める勅令。三国民同盟(ハンガリー人貴族、ザクセン人、セーケイ人)が宮廷の反三位一体派(英語版)(ユニテリアン)の説教師ダーヴィド・フェレンツの進言を容れる形で、1568年1月28日にトルダ(現ルーマニア・トゥルダ)で発布された。個々人の信教の自由までは認めていないものの、宗教改革と反宗教改革が吹き荒れるヨーロッパにおいてカトリック、プロテスタント、さらにはユニテリアンまでもその存在を認める、当時としては極めて革新的な宗教寛容政策だった。