ドコサヘキサエン酸
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ドコサヘキサエン酸(ドコサヘキサエンさん、Docosahexaenoic acid、略称:DHA)は、不飽和脂肪酸のひとつで、僅かに黄色を呈する油状物質。6つの二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸 (22:6) の総称であるが、通常は生体にとって重要な 4, 7, 10, 13, 16, 19 位に全てシス型の二重結合をもつ、ω-3脂肪酸に分類される化合物を指し、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサペンタエン酸(DPA) とともに高度不飽和脂肪酸(PUFA) とも呼ばれている。必須脂肪酸の一つ。
概要 ドコサヘキサエン酸, 識別情報 ...
ドコサヘキサエン酸 | |
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(4Z,7Z,10Z,13Z,16Z,19Z)-ドコサ-4,7,10,13,16,19-ヘキサエン酸 | |
別称 DHA、セルボン酸 | |
略称 | 22:6(n-3) DHA |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 6217-54-5 |
KEGG | C06429 |
特性 | |
化学式 | C22H32O2 |
モル質量 | 328.49 g mol−1 |
示性式 | CH3CH2(CH=CHCH2)6CH2COOH |
融点 |
-44 ℃ |
薬理学 | |
消失半減期 | 20時間(血漿中)[1] 2.5年(脳内)[2][3] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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