バルキージョ
スペインの伝統菓子 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
バルキージョ(スペイン語: Barquillo)は、スペインやラテンアメリカ、フィリピンで親しまれているウエハース状の菓子[1]。中空の円筒形や円錐形に成形して作られている。スペインでは歴史的に赤いルーレット(ルールタ・デ・バルキーレロ)を持った道端の行商人によって販売されてきた。
バルキージョは砂糖と水の割合を変えることで味を変えることができる。一般的に水の量が多いほど薄くなり、砂糖の量が多いほど調理の自由度が高くなる。職人による円筒状のウエハースは、木の棒に巻き付けた生地を鉄板に押し付けて作る。どのような形状であっても、格子状のレリーフが印刷されていたり、平滑であったりする場合がある。バルキージョはプレーンで食べられてきた。しかし、現代では、バニラ、シナモン、ココナッツ、レモン汁などの材料で風味付けをしたり、ミルクチョコレートでコーティングすることもある。