パドヴァの聖ユスティナと寄進者』(パドヴァのせいユスティナときしんしゃ、伊:Santa Giustina di Padova e un donatore)は、イタリアルネサンス期の画家、モレット・ダ・ブレシアによる1530年ごろの板上の油彩画である。現在は、ウィーン美術史美術館にあり、美術館の開館直後の19世紀後半に移管された。パドヴァの聖ユスティナを表している。

概要 作者, 製作年 ...
『パドヴァの聖ユスティナと寄進者』
イタリア語: Santa Giustina di Padova e un donatore
英語: St Justina of Padua with a Donor
Thumb
作者モレット・ダ・ブレシア
製作年1530年頃
種類板上に油彩
所蔵美術史美術館ウイーン
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絵画の本来置かれていた場所は不明であり、出所や依頼者を示す文書は残っていない[1]。この作品への最初の現存している言及は、ホーフブルク宮殿からアンブラス城への作品の移動に関する1662年の文書にある(当時は神聖ローマ帝国のコレクションにあった)[1]。その文書は本作をティツィアーノによる作品と呼び、移動直前の目録ではラファエロに帰属された[1] 。1733年の目録では、作品はポルデノーネに帰属された[1]が、1845年にランソネットはモレットへと帰属を正しく戻した[2]

本作のおとぎ話のような雰囲気は、ヴェネツィア派ジョルジョーネの影響なしには考えられない。古典的で堂々たる聖者には、後期ラファエロの様式を認めることもできる[3]

脚注

参考文献

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