パニヒダ
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この項目では、正教会の奉神礼のひとつであるパニヒダについて説明しています。これに基づくチェスノコフの聖歌作品については「パニヒダ第2番 (チェスノコフ)」を、シドロフの聖歌作品については「パニヒダ (シドロフ)」をご覧ください。 |
パニヒダ(ギリシア語: Μνημόσυνο, ロシア語: Панихи́да, 英語: Memorial service (or panikhída))は正教会において永眠者の為に行われる奉神礼。永眠した人が神の国に安住するために祈り、かつ永眠した人の信仰を受け継いで共に永遠の国に与れるよう祈願するものである[3]。
埋葬式もパニヒダも未信徒(正教徒でない者)の為には通常行われないが、未信徒の永眠者の為には「異教人パニヒダ」がある[4]。
通夜の祈りとして行われたり、永眠者の死後一定の時期に適宜行われたり、さらに暦の上で定められた日に行われたりする[3]。
「正教会のレクイエム」と呼ばれるケースが正教会の聖歌を扱う市販のCD等で散見されるが、パニヒダはカトリック教会・聖公会のレクイエムとは形式は全く異なるものであり、適切な表現ではない。
「レクイエム」も参照