フッ化物
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フッ化物(フッかぶつ、弗化物、fluoride)とはフッ素とほかの元素あるいは原子団とから構成される化合物である。フッ素は最大の電気陰性度を持つ元素であるため、HF3 などごく一部の例外を除き、化合物の中では酸化数が -1 とされる。イオン性あるいは分子性のフッ化物が知られているが分子性フッ化物は液体のものが多く、常温で気体や固体のものも少数見られる。イオン性のフッ化物でも一般に融点の低いものが多い[3]。
概要 フッ化物, 識別情報 ...
フッ化物 | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 16984-48-8 |
PubChem | 28179 |
ChemSpider | 26214 |
KEGG | C00742 |
MeSH | Fluoride |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL1362 |
Gmelin参照 | 14905 |
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特性 | |
化学式 | F |
モル質量 | 19 g mol−1 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−333 kJ mol−1 |
標準モルエントロピー S |
145.58 J/mol K (gaseous)[2] |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化物 臭化物 ヨウ化物 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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イオン性のフッ化物の構成要素となる、フッ素原子が電子を1個得て単独でイオン化した陰イオン (F-) はフッ化物イオンと呼ばれる。フッ素イオンと言う名称は、現在推奨されていない。