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『フランプトン・カムズ・アライヴ!』(Frampton Comes Alive!)は、イングランドのロック・ミュージシャン、ピーター・フランプトンが1975年に録音・1976年に発表したライブ・アルバム。オリジナルLPでは2枚組だったが、CDでは1枚にまとめられた。また、2001年にはボーナス・トラック4曲を追加して曲順も変更したCD2枚組の25周年デラックス・エディション盤も発売されている。
1975年に行われたアメリカ・ツアーのうち、6月13日のサンラフェル公演、6月14日のサンフランシスコ公演、8月24日のニューヨーク州ロングアイランド公演、11月22日のニューヨーク州立大学プラッツバーグ校での公演のライブ音源が使用された[7]。ライブ音源のエンジニアリングは、レイ・トンプソン、クリス・キムゼイ、エディ・クレイマーの3名が担当した[8]。また、2001年に発売されたデラックス・エディション盤で追加された未発表音源の中には、1975年3月24日にレコード・プラント・スタジオでラジオ局のプロモーションのためにスタジオ・ライブ録音された「デイズ・ドーニング」も含まれている[7]。
1972年10月よりフランプトンと活動を共にしてきたジョン・サイオモスに加えて、1975年にフランプトンのバンドに加入したボブ・メイヨーとスタンリー・シェルドンを従えた編成の演奏である[9]。フランプトンは1974年にトーク・ボックスを入手して[10]、本作に収録されたライブ演奏でも多用。トーク・ボックスは彼の演奏におけるトレードマークの一つとなった[11]。
オリジナルLPには、フランプトンが過去4作のソロ・アルバムで発表した13曲(ローリング・ストーンズのカバー「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を含む)と、フランプトンが在籍していたハンブル・パイのアルバム『ロック・オン』(1971年)収録曲「シャイン・オン」のライブ音源が収録された。
フランプトンの母国イギリスでは、自身のソロ・アルバムとしては初めて全英アルバムチャートでトップ100入りを果たし、最高6位に達した[5]。アメリカでは、フランプトンにとって初となるBillboard 200での1位獲得作品となり[1]、合計10週にわたり1位を獲得して[7]、1976年4月の時点でプラチナ・ディスクに認定されるほどの大ヒットを記録した[12]。本作はその後も売り上げを伸ばし、2011年にはアメリカで8×プラチナに達している[12]。
本作からは、「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」(全英10位[13]・全米6位[14])、「君を求めて」(全英43位[13]・全米12位[14])、「ライク・ウィ・ドゥ」(全英39位[13]・全米10位[14])がシングル・ヒットした。
本作発表の35周年に当たる2011年、フランプトンは1975年当時のセットリストを再現するツアーを行い、このツアーには本作でもベースを弾いていたスタンリー・シェルドンも参加した[15]。
「ローリング・ストーン誌が選んだオールタイム・グレイテスト・ライヴ・アルバム50」において、41位にランクイン[16]。
特記なき楽曲はピーター・フランプトン作。オリジナルLPでは1. - 4.がA面、5. - 8.がB面、9. - 12.がC面、13. - 14.がD面に収録された。
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