ブラーフーイー語
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ブラーフーイー語(-ご、بروہی brāhūī)またはブラーフイー語はドラヴィダ語族の北部ドラヴィダ語派に分類される言語の1つ。主に、パキスタンのバローチスターン州北東部および、アフガニスタンのカンダハール州南部に話者がいる。イランの一部にも少数の話者がいるといわれる。
概要 ブラーフーイー語, 話される国 ...
ブラーフーイー語 | |
---|---|
بروہی brāhūī | |
話される国 |
パキスタン アフガニスタン イラン |
地域 | バローチスターン州 |
民族 | ブラフーイー族(英語版) |
話者数 | 約30万人 |
言語系統 |
ドラヴィダ語族
|
表記体系 | アラビア文字ナスタアリーク体 |
公的地位 | |
公用語 | なし |
統制機関 | Brahui Language Board (Pakistan) |
言語コード | |
ISO 639-3 |
brh |
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現在ドラヴィダ語族に属する言語の話者の大多数がインド南部にいるが、ブラーフーイー語の話者の多くはそれとは地理的に遠く離れたパキスタン西部で生活している。またこの地域以外にも、カラチ、カラート、ハイデラバードなどにも話者がいる。話者は大多数がその地域の優勢言語であるバローチー語などとの多重言語話者であるためにその人数は正確に把握しづらい。エスノローグによれば約240万人とされているが、これは多分に第二言語としての話者が多く見積もられており、ブラーフーイー語の母語話者は約30万人と推定されている。ブラーフーイー語の話者は大多数が居住地域で広く使われる言語、とりわけバローチー語などインド・ヨーロッパ語族のイラン系諸言語との併用話者である。そのためブラーフーイー語は他のドラヴィダ諸言語には見られないイラン系言語からの影響を受けており、イラン系言語(バローチー語やペルシア語など)やアラビア語から大量に語彙を借用しているほか、文法にもその影響が見られる。書記されるようになったのは最近のことであるため文学は発達していない。