マルサ・マトルーフ
エジプトの都市 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
マルサ・マトルーフ(Mersa Matruh)は、エジプトの港湾都市。地中海に面し、マトルーフ県の県都である。アレクサンドリアから西に240km、エジプトとリビアの国境近くにあるサルームからは東に222㎞の地点に存在する。ナイルデルタからリビア国境に向かう幹線道路上に位置し、また西の砂漠にあるシワ・オアシスや南の砂漠にあるバハレイヤ・オアシスへの幹線道路が分岐している。古代エジプトからアレクサンドロス大王の統治期にかけては、この町はアムニアの名で知られていた。その後、プトレマイオス朝並びにビザンツ帝国統治期にはParaitonion (Παραιτόνιον)、ローマ帝国期にはParaetoniumの名で呼ばれていた。
概要 マルサ・マトルーフ مرسى مطروح, 国 ...
マルサ・マトルーフ مرسى مطروح | |
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北緯31度20分0秒 東経27度13分0秒 | |
国 | エジプト |
県 | マトルーフ県 |
標高 | 100 ft (30 m) |
人口 (2011) | |
• 都市 | 68,339人 |
• 都市圏 | 140,000人 |
等時帯 | UTC+2 (エジプト時間) |
市外局番 | (+20) 46 |
民族 | エジプト人, ベドウィン、エジプト=リビア人 |
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マルサ・マトルーフは有名な観光地であり、ヨーロッパ人やカイロ市民が休暇を過ごすリゾート地となっている。こうした観光客はマルサ・マトルーフ空港からやってくる。この町は柔らかい白い砂浜と穏やかな透明な水を観光の目玉としている。海岸は沖合にある軽船舶が通行可能な小さな開口部を備えた岩礁が天然の防波堤となっており、外海から保護されている。