マーチ・701
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マーチ・701 (March 701) は、マーチ・エンジニアリングが開発したフォーミュラ1カー。ロビン・ハードがピーター・ライトと共にデザインし、1970年から1971年のF1世界選手権に投入された。701は - 1969年のプロトタイプF3マシンのマーチ・693Pに続く - マーチの初のF1マシンであり、わずか3ヶ月で設計、製造された[3]。
概要 カテゴリー, コンストラクター ...
カテゴリー | F1/タスマンシリーズ | ||||||||
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コンストラクター | マーチ・エンジニアリング | ||||||||
デザイナー |
ロビン・ハード ピーター・ライト | ||||||||
後継 | マーチ・711 | ||||||||
主要諸元[1][2] | |||||||||
シャシー | アルミニウム製モノコック(エンジンがストレスメンバーを構成) | ||||||||
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン, アウトボード コイルオーバー スプリング/ダンパー・ユニット | ||||||||
サスペンション(後) | ダブルリンク, ラジアスアーム, アウトボード コイルオーバー スプリング/ダンパー・ユニット | ||||||||
全長 | 156 in (396 cm) | ||||||||
全高 | 36 in (91 cm) | ||||||||
トレッド | 60 in (152 cm) | ||||||||
ホイールベース | 93 in (236 cm) | ||||||||
エンジン | フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in) 90° V8, NA, ミッドエンジン | ||||||||
トランスミッション | ヒューランド DG300 5速 MT, ボルグ & ベック製クラッチ | ||||||||
重量 | 565 kg (1,246 lb) | ||||||||
オイル | エルフ・アキテーヌ/STP | ||||||||
タイヤ | ダンロップ/ファイアストン | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム |
マーチ・エンジニアリング ティレル・レーシング・オーガニゼーション アンティーク・オートモビルズ | ||||||||
ドライバー |
ジャッキー・スチュワート フランソワ・セベール クリス・エイモン ジョー・シフェール マリオ・アンドレッティ ロニー・ピーターソン | ||||||||
初戦 | 1970年南アフリカグランプリ | ||||||||
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マーチ・701は公開された1ヶ月後の1970年南アフリカグランプリでレースデビューを果たした。合計11台の701が製造され、マーチはワークスで使用すると共に多くのプライベート・エントラントに供給を行った。701のデビューは成功し、マーチのドライバーは序盤4戦で3勝を挙げ、3つのポールポジションを獲得したが[3]、シーズン中の開発不足が影響し、次第に戦闘力を失っていった。701は1971年にはマーチ・711に取って代わられ、1971年イタリアグランプリが最後のレースとなった。