マーティン家失踪事件
ウィキペディア フリーな encyclopedia
マーティン家失踪事件 (Disappearance of Martin family) は、アメリカ合衆国・オレゴン州ポートランドのマーティン家が、1958年12月7日の日曜日に、クリスマス飾りの青葉集めに出かけた日帰り旅行中、ワシントン州コロンビア・リヴァー・ゴージ (Columbia River Gorge) で消息を絶った事件。
概要 日付, 期間 ...
日付 | 1958年12月7日 |
---|---|
期間 | 失踪から65年1か月と4日 |
場所 | アメリカ合衆国・オレゴン州フッド・リヴァー |
種別 | 失踪。説明のつかない死亡 |
死者 | スーザン・マーティン(Susan Martin) (1959年5月回収) ヴァージニア・マーティン(Virginia Martin) (1959年5月回収) |
行方不明者 | ケネス・R・マーティン(Kenneth R. Martin) バーバラ・マーティン(Barbara Martin) バーバラ・「バービー」・マーティン(Barbara 'Barbie' Martin) |
閉じる
行方不明になったのは、ケネス・マーティン(Kenneth Martin、54歳)と妻バーバラ・マーティン(Barbara Martin、48歳)および、「バービー」ことバーバラ(Barbara "Barbie"、14歳)、スーザン(Susan、13歳)、ヴァージニア(Virginia、11歳)の3人の娘である。一家の長男ドナルド(Donald)は、アメリカ海軍に所属しており、家族の失踪時はニューヨークに配置されていた。数か月後、スーザンとヴァージニアの遺体が、コロンビア川の岸で、互いにおおよそ30マイル (48 km)離れた場所で発見された。
警察は最初一家の車が川に落ちた可能性を考えたが、事件を取り巻く状況を完全に説明することはできなかった。一家失踪の翌日、近辺で盗難拳銃が発見され、2人の前科者が逮捕されたことが、事件の解明をなお複雑にした。捜査当局は、これらに何らかの関連性があるのかどうかを突き止めることができなかった。ケネス、バーバラ、および長女バービーの行方は不明なままで、さらに一家の車は発見されていない。この失踪は、オレゴン州史上「もっとも不可解」な謎の一つと評されている[1]。