ミリ
国際単位系における接頭辞のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、国際単位系 (SI) における接頭語について説明しています。マレーシアの都市については「ミリ (サラワク州)」を、マーシャル諸島の環礁・島については「ミリ環礁」を、中国の自治県については「ムリ・チベット族自治県」をご覧ください。 |
ミリ(milli, 記号:m)は国際単位系 (SI) におけるSI接頭語の一つで、以下のように、基礎となる単位の 10−3倍(= 1000 分の 1、0.001 倍)の量であることを示す。
- 1 ミリメートル (mm) = 1/1000 メートル (m)
- 1 ミリリットル (mL) = 1/1000 リットル (L)
- 1 ミリグラム (mg) = 1/1000 グラム (g)
- 1 ミリ秒 (ms) = 1/1000 秒 (s)
- 1 ミリアンペア (mA) = 1/1000 アンペア (A)
1795年の当初のメートル法で定められた6つの接頭語の一つである。ミリは、ラテン語で「千」を意味する mille に由来する。当時は、分量の接頭語はラテン語から、倍量の接頭語はギリシャ語から作成することとしていた。1960年の第11回国際度量衡総会 (CGPM) で SI が制定される際に正式に承認された。
ミリメートル (mm) を指して単に「ミリ」とだけ言うことが多い。転じて、「1ミリも(〜ない/ぬ)」という形の、否定文脈で使われる程度副詞が用いられている[1][2]。