メジェルダ川
チュニジアとアルジェリアを流れる河川 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
メジェルダ川(メジェルダがわ、阿: نهر مجردا、英: Medjerda)は、アトラス山脈を源流として、地中海のチュニス湾へ注ぐアフリカの河川である。チュニジア及びアルジェリア両国にまたがる。古代ローマ時代は「バグラダス川」(Bagradas)の名で呼ばれていた。
概要 メジェルダ川, 現地の呼称 ...
メジェルダ川 | |
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メジェルダ川 | |
現地の呼称 | واد مجردا (アラビア語) |
所在 | |
国 | アルジェリア、チュニジア |
特性 | |
水源 | |
• 所在地 | アトラス山脈(アルジェリア) |
河口・合流先 | |
• 所在地 | 地中海・ウティカ湾 |
延長 | 460キロメートル (290 mi) |
流域面積 | 22,000 km2 (8,500 sq mi) |
流量 | |
• 平均 | 29 m3/s (1,000 cu ft/s) |
流域 |
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古来よりベルベル人、フェニキア人、ローマ人やアラブ人等が争いを繰り広げ、古代ではカルタゴやウティカ、現在はチュニスといった都市がメジェルダ川沿いに建設された。
現在もメジェルダ流域に住む人々にとっては、灌漑農業及び生活の上で重要な河川であり、穀物・野菜・柑橘類・葡萄・肉類・牛乳の生産地となっている。河口一帯の三角州およびガル・エル=メルフ(フランス語版)のラグーンは2007年にラムサール条約登録地となった[1]
チュニジア国内で流れる川では最長の河川であるが、1973年に大規模な氾濫が起こったことを受けて当時の大統領ハビーブ・ブルギーバはドイツとユーゴスラビアの協力でチュニジア最大のシディ・サレム・ダム(フランス語版)や中国[2][3]の支援でキャップボン運河(フランス語版)を建設した。