ヨハネス・ティーレ (動物学者)
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ヨハネス・ティーレ(Karl Emil Hermann Johannes Thiele、1860年10月1日 - 1935年8月5日)はドイツの貝類を専門とする動物学者である。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/44/Johannes_Thiele.jpg)
東プロイセンのGoldapに生まれた。ベルリン大学で学んだ後、ドレスデンの動物学・人類学・民俗学博物館の助手、ストラスブルク動物学研究所、ゲッティンゲン動物学研究所で働いた後、ベルリンの国立自然史博物館(フンボルト博物館)の貝類部門の学芸員を務めた。
1500以上の貝類の新種を記載し、これらはフンボルト博物館に収蔵されている。これらの貝類のなかにはドイツの最初の南極探検で収集されたものや、 Valdivia号によるドイツ最初の深海調査集められた種がある。著書に『貝類分類学ハンドブック』(Handbuch der systematischen Weichtierkunde)などがある。
フランスのアンリ・ミルヌ=エドワールの分類体系を改良した、ティーレの腹足類の分類体系は、長く用いられていた。