ラブルスカ種
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ラブルスカ種(ラブルスカしゅ、Vitis labrusca)は、ブドウ科ブドウ属のつる性低木植物である。北アメリカ大陸東部からカナダ南東部に自生し、栽培品種としてカトーバ(英語版)、コンコードがある。また、交雑種としてアガワム(英語版) 、 アレキサンダー(英語版)、キャンベル・アーリー、デラウェアなどがある。 ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)とは違い、果実に圧力を加えると簡単に果皮と果肉が分離(スリップスキン)し、また、樹枝の節ごとに巻きづるが発生する。そして、最もよく知られた特徴として「狐臭」という独特の香りであり、それはコンコードブドウからほとんどの人に知られている[2]。この香りはキツネとは関連はないが、その特徴のある香りは、アメリカの初期の入植者に知られていた。「狐臭」という用語は、ヨーロッパブドウで作られたワインにはない香りを表す用語として使われている。[3]