ルピア
インドネシアの通貨 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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インドネシア・ルピア(インドネシア語: Rupiah)は、インドネシアで使用されている通貨。ISO 4217の通貨コードはIDRである。補助通貨はセン。1ルピアは100センである。ただし価値が低すぎるため、センは現金の単位としては使われていない。
概要 ルピア, ISO 4217コード ...
ルピア | |
---|---|
Rupiah Indonesia(インドネシア語) | |
最新シリーズの紙幣 | |
ISO 4217 コード | IDR |
中央銀行 | インドネシア銀行 |
ウェブサイト | www |
使用 国・地域 | インドネシア |
インフレ率 | 2.48% |
情報源 | インドネシア銀行[1]、2019年3月 |
補助単位 | |
1/100 | sen 現金の単位としては使われていない。 |
通貨記号 | Rp |
硬貨 | |
広く流通 | 100, 200, 500, 1,000ルピア |
流通は稀 | 50ルピア |
紙幣 | 1,000, 5,000, 10,000, 20,000, 50,000, 100,000ルピア |
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変動相場制を採用する。2013年以降、構造的な貿易赤字や米国の金融緩和縮小観測などによりルピア安が進行している[2]。また、2018年5月に米国連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めにかじを切ったことで、ルピアの対米ドルレートは心理的なラインとされる1米ドル14,000ルピアを越えた[3]。そして、その影響により新興国から資金が米国に流出したことがルピア売りにつながり、同年10月には15,000ルピアを超え、1998年のアジア通貨危機時以来の安値となった[4]。しかし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの見通しから、ルピアを買い戻す動きが出て、同年11月以降はルピア高となり、2019年4月時点では14,000ルピア=1米ドル前後となった[5]。その後も外貨預金高を抱えながらも通貨安のリスクは継続している。
財務省や中央銀行は、ルピア安のために桁数が多くなり過ぎて「取引の際に数えることに苦労する」「多額の取引では10万ルピア札を多数必要とする」「レジや電算機・金融システム等に余分なコストが掛かる」など生活に支障をきたしている事から、しばしばデノミネーションを検討しているが実現に至ってはいない[6]。