![cover image](https://wikiwandv2-19431.kxcdn.com/_next/image?url=https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8d/1-Oleoyl-2-almitoyl-phosphatidylcholine_Structural_Formulae_V.1.png/640px-1-Oleoyl-2-almitoyl-phosphatidylcholine_Structural_Formulae_V.1.png&w=640&q=50)
レシチン
リン脂質の一種 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか レシチン?
この記事を 10 歳向けに要約してください
すべての質問を表示
レシチン(lecithin)は、グリセロリン脂質の一種。自然界の動植物においてすべての細胞中に存在しており、生体膜の主要構成成分である。レシチンという名前は、ギリシャ語で「卵黄」を意味する λέκιθος(lekithos、レキトス)に由来する。
![]() |
概要 レシチン, 識別情報 ...
レシチン | |
---|---|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 8002-43-5 |
E番号 | E322 (酸化防止剤およびpH調整剤) |
MeSH | Lecithins |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
閉じる
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8d/1-Oleoyl-2-almitoyl-phosphatidylcholine_Structural_Formulae_V.1.png/640px-1-Oleoyl-2-almitoyl-phosphatidylcholine_Structural_Formulae_V.1.png)
レシチンは元々はリン脂質の1種類であるホスファチジルコリンの別名であったが、現在ではリン脂質を含む脂質製品のことを総称して「レシチン」と呼んでいる。市場などでは原料に何を使用しているかで分類され、卵黄を原料とするものは「卵黄レシチン」、大豆を原料とするものは「大豆レシチン」と呼ばれ、区別される。
レシチンの特性として、油を水に分散させてエマルションを作る乳化力、皮膚や粘膜から物質を透過吸収する浸透作用がある。このため、医薬用リポソームの材料、静脈注射用脂肪乳剤、痔や皮膚病の治療薬として利用されている。
体内で脂肪がエネルギーとして利用・貯蔵される際、タンパク質と結びついてリポタンパク質となり血液の中を移動するが、このタンパク質と脂肪の結合にレシチンを必要とする。体内のレシチンの総量は、体重60 kgのヒトで600 g程度である。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/12/Membrane_Lipids.svg/320px-Membrane_Lipids.svg.png)
緑はグリセロール。赤はリン酸。
以下、図の左から
PtdSer - ホスファチジルセリン
PtdEtn - ホスファチジルエタノールアミン
PtdCho - ホスファチジルコリン
PtdIns -ホスファチジルイノシトール
Sphingomyerin -スフィンゴミエリン
一番右は糖脂質(glycolipids)。