レボチロキシン
ウィキペディア フリーな 百科事典
レボチロキシン(Levothyroxine)またはL-チロキシンは、甲状腺ホルモンの1つであり、T4との略称を持つ。医薬品としては甲状腺機能低下症の治療に用いられたり、甲状腺癌の予防に用いられる事もある。不斉炭素を1つ持つ化合物であり、自然に存在するチロキシンと同じくL-型である。商品名チラーヂン。対掌体であるD-チロキシンは高コレステロール血症治療への応用が考えられた事があるが、心毒性のために開発中止となった。
![]() | |
![]() | |
臨床データ | |
---|---|
胎児危険度分類 |
|
法的規制 |
|
投与方法 | Oral |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | ~100% |
代謝 | Mainly in liver, kidneys, brain and muscles |
半減期 | 約7日(甲状腺機能亢進症では3~4日、甲状腺機能低下症では9~10日) |
排泄 | Through feces and urine |
識別 | |
CAS番号 | 51-48-9 |
ATCコード | H03AA01 (WHO) |
PubChem | CID: 5819 |
IUPHAR/BPS | 2635 |
DrugBank | DB00451 |
ChemSpider |
5614 ![]() |
UNII |
Q51BO43MG4 ![]() |
ChEBI |
CHEBI:18332 ![]() |
ChEMBL |
CHEMBL1624 ![]() |
別名 |
3,5,3',5'-テトラヨード-L-チロニン T4 |
化学的データ | |
化学式 | C15H11I4NO4 |
分子量 | 776.87 |
| |
WHO必須医薬品モデル・リストに収載されている[1]。