ロスヴィータ
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この項目では、ドイツの律修修女・詩人・劇作家について説明しています。その他の用法については「ロスヴィータ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ロスヴィータ(Hrotsvit、またはHrotsvitha, Hroswitha, Hrosvit, Roswitha, 935年頃 - 973年頃[1])は、現ニーダーザクセン州バート・ガンダースハイムのガンダースハイム修道院にいた10世紀ドイツのベネディクト会律修修女、ならびにオットー朝ルネサンス(Ottonian Renaissance)に属するラテン語の劇作家、詩人。
「ロスヴィータ」という名前は、本人の主張によると、「大声」を意味する古ザクセン語だという[2]。「ガンダースハイムのナイチンゲール」とも言われる。古い木版画ではロスヴィータのことを「Helena von Rossow」と記している。
ロスヴィータの作品は教父のみならず、ウェルギリウス、ホラティウス、オウィディウス、プラウトゥス、それに自作詩の手本としたテレンティウスといった古典の詩への精通ぶりを示している。ロスヴィータの戯曲のいくつかは俗に「聖典とは認められない福音」と呼ばれている。