ロルシュ修道院
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ロルシュ修道院(ロルシュしゅうどういん、ドイツ語: Kloster Lorsch)又は、ロルシュ帝国修道院(ロルシュていこくしゅうどういん、ドイツ語: Reichsabtei Lorsch; ラテン語: Laureshamense Monasterium)は、ヴォルムスの約 10 km 東に位置する町ロルシュに遺構が残る修道院で、カロリング朝の修道院の中では特によく知られたものの一つである。その遺構は廃墟と化しているが、ドイツにおける前ロマネスク期の建造物群の中で、最も重要な部類に属する。また、1170年代にまとめられたロルシュのコデックスに含まれるその年代記は、中世初期のドイツ史に関する基本史料となっている(コデックスは現在ヴォルムス州立古文書館所蔵)。修道院の旧蔵書には、ロルシュのコデックス・アウレウス(Codex Aureus of Lorsch)なども含まれている。785/786年以後ロルシュで執筆された、『ロルシュ年代記』(Annales Laureshamenses)は、703年から803年までの、他の文書に記されていない無数の事件を記録している[1]。
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ロルシュ修道院の「王の門」 | |||
英名 | Abbey and Altenmünster of Lorsch | ||
仏名 | Abbaye et Altenmünster de Lorsch | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (3), (4) | ||
登録年 | 1991年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
使用方法・表示 |
かつての楼門である「王の門」(Königshalle)は9世紀に皇帝ルドヴィーコ3世によって建てられたもので、カロリング王朝時代の様式を伝える建造物として、古さ、美しさの両面から極めて重要なものである。この門は古代ローマの凱旋門の様式と、、西ゴート・アングロサクソン的特性をもったゲルマンの王邸(ないし王宮広間)(germanische Königshalle westgotisch-angelsächsischer Prägung)の様式が折衷されたものという点でも、稀少なものである[2]。庭にはハーブ園もある[3]。