ローリングリリース (: rolling release, rolling update)とは、ソフトウェア開発において、ソフトウェアシステムを断続的(頻繁に)に更新していくリリースモデルを指す[1][2][3]。この用語は、いわゆる「バージョン番号」を用いて新バージョンで再インストールを要求するような一般的なリリースモデルへの対比として用いられる。一般的なリリースモデルでは離散的なバージョンごとに更新が要求されるが、ローリングリリースではソフトウェアは頻繁に更新される。

ローリングリリースという用語は、どのようなソフトウェアシステムでも用いられうるが、この語の典型的な使用例は、いくつかのLinuxディストリビューションのリリースモデルとして見かけられる。

一般にローリングリリースは小さく頻繁な更新として実現されている。しかし、単に更新をすることだけではローリングリリースを採用しているとみなされない。ローリングリリースとみなされるには、一定の更新をしたのちに離散的なリリースをするのではなく、単一のコードブランチで開発を行い、更新を頻繁にリリースするという開発者の思想が要件になる。

ローリングリリースを採用したLinux/*BSDディストリビューション

以下は、Arch HurdとGentoo/*BSDを除けば、すべてLinuxディストリビューションである。

関連項目

脚注

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