不連続殺人事件
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『不連続殺人事件』(ふれんぞくさつじんじけん)は、坂口安吾の長編小説。安吾が初めて書いた推理小説である。次々と発生する不連続な殺人事件に、名探偵・巨勢博士が「心理の足跡」を推理しながら動機を追跡してゆく物語。雑誌掲載時には、作者・坂口安吾から読者への挑戦として、真犯人当ての懸賞金がかけられた[1][2]。
概要 不連続殺人事件, 作者 ...
不連続殺人事件 | |
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作者 | 坂口安吾 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 長編小説、推理小説 |
シリーズ | 巨勢博士シリーズ |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 | 『日本小説』1947年9月号(第3号)-1948年8月号 |
挿絵 | 高野三三男 |
刊本情報 | |
出版元 | イヴニングスター社 |
出版年月日 | 1948年12月 |
受賞 | |
第2回探偵作家クラブ賞 | |
シリーズ情報 | |
次作 | 復員殺人事件 |
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1947年(昭和22年)8月1日、大地書房発行の雑誌『日本小説』9月号(第3号)から、翌1948年(昭和23年)8月号まで連載された(挿絵:高野三三男)[注釈 1]。単行本は1948年12月にイヴニングスター社から刊行され、第2回探偵作家クラブ賞を受賞した[3][4]。
1977年(昭和52年)には、同作を原作とし製作・公開された曾根中生監督の日本の長篇劇映画もある。また、1990年(平成2年)にはフジテレビで2時間ドラマも作られている。