中生動物
ウィキペディア フリーな encyclopedia
中生動物(ちゅうせいどうぶつ、Mesozoa)とは、後生動物としての体組織や器官を完全には備えていない動物である。かつては、中生動物門(ちゅうせいどうぶつもん、Phylum Mesozoa)として1つの門にまとめていた。かつては後生動物に含めることのできない所属不明の小型多細胞動物が無差別に入れられ、動物分類の屑籠(Wastebasket taxon)のようであったが、のちにそれらは除かれ、二胚動物(菱形動物)と直泳動物の2群が置かれるようになった[1]。しかしこれらは互いに系統関係がないと考えられ、現在ではそれぞれ独立した動物門に置かれるのが普通であるが、現在でも中生動物という語を用いてこの2群を指すこともある[2][1]。もしくは原生動物と後生動物の間の進化段階を示す単語として用いられる[2][1]。
概要 中生動物(廃止), 分類 ...
中生動物(廃止) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||
| |||||||||
学名 | |||||||||
Mesozoa van Beneden, 1876 | |||||||||
下位分類 | |||||||||
|
閉じる
学名 Mesozoaはギリシャ語の μέσος (mésos, 中間)とζῷον (zôion, 動物)に由来する[1]。