二酸化ケイ素
ケイ素の酸化物、地殻を形成する主要な物質の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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二酸化ケイ素(にさんかけいそ、英:Silicon dioxide)は、化学式SiO2で表されるケイ素の酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。シリカ(英: silica[4])、無水ケイ酸、ケイ酸、酸化シリコンとも呼ばれる。純粋な二酸化ケイ素は無色透明であるが、自然界には不純物を含む有色のものも存在する。圧力、温度の条件により、石英(英: quartz、水晶)以外にもシリカ鉱物(SiO2)の多様な結晶相(結晶多形)が存在し、自然界では長石類に次いで産出量が多い。マグマの粘性を左右する物質でもある。鉱物として存在するほか、生体内にも微量ながら含まれている。
概要 二酸化ケイ素, 識別情報 ...
二酸化ケイ素 | |
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二酸化ケイ素 | |
別称 石英、シリカ、無水ケイ酸 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7631-86-9 (シリカ), 14808-60-7 (石英)[1], 14464-46-1 (クリストバライト)[2], 15468-32-3 (鱗珪石)[2], 112926-00-8 (シリカゲル、沈降シリカ)[2], 60676-86-0 (石英ガラス)[3] |
日化辞番号 | J43.598H |
E番号 | E551 (pH調整剤、固化防止剤) |
KEGG | C19572 (非晶質) C16459 (石英) D06521 (無水) |
特性 | |
化学式 | SiO2 |
モル質量 | 60.1 g/mol |
外観 | 白色の粉末 |
密度 | 2.196 g/cm3 (石英ガラス)[3] 結晶の密度は記事中の結晶構造の表を参照。 |
融点 |
1650 °C, 1923 K, 3002 °F (±75℃) |
沸点 |
2230 °C, 2503 K, 4046 °F |
水への溶解度 | 0.012 g/100 mL ( °C) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ICSC 0808(石英) ICSC 0809(クリストバライト) ICSC 0807(鱗珪石) 結晶質シリカ(石英) 結晶質シリカ (クリストバライト) 結晶質シリカ (トリジマイト) 非晶質シリカ (シリカゲル、沈降シリカ) 非晶質シリカ (石英ガラス) |
眼への危険性 | 場合によっては危険性がある。 |
NFPA 704 | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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