享保小判
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享保小判(きょうほうこばん)とは、正徳4年8月2日(1714年9月10日)より通用開始された一両としての額面を持つ小判である。また享保小判および享保一分判を総称して享保金(きょうほうきん)と呼ぶ。
なお、正徳金銀発行および通用に関する触書は正徳4年5月15日(1714年6月26日)に出されているが、享保金銀については若干品位を上げたとされるものの、本質的な吹替えではないため改めて触書が出されたわけでもなく、享保金銀の発行時期については諸説あり、正徳5年(1715年)とするものや、徳川吉宗が将軍職に就いた享保元年(1716年)とする説まである[1]。