八幡製鉄事件
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八幡製鉄事件(やはたせいてつじけん)は会社による政治献金が適法であるかについて争われた訴訟で、最高裁判所が初めて判断を下した事件である。八幡製鐵株式會社(現・日本製鉄)の株主であった老弁護士が会社による政治献金の是非を世に問うため提起した。「八幡製鉄所政治献金事件」ともいう。
概要 最高裁判所判例, 事件名 ...
最高裁判所判例 | |
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事件名 | 取締役の責任追及請求事件 |
事件番号 | 昭和41年(オ)第444号 |
1970年(昭和45年)6月24日 | |
判例集 | 民集24巻6号625頁 |
裁判要旨 | |
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大法廷 | |
裁判長 | 石田和外 |
陪席裁判官 | 入江俊郎 草鹿浅之介 長部謹吾 田中二郎 松田二郎 岩田誠 下村三郎 城戸芳彦 色川幸太郎 飯村義美 村上朝一 関根小郷 大隅健一郎 松本正雄 |
意見 | |
多数意見 | 石田和外 草鹿浅之介 田中二郎 下村三郎 城戸芳彦 色川幸太郎 飯村義美 村上朝一 関根小郷 松本正雄 |
意見 | 入江俊郎 長部謹吾 松田二郎 岩田誠 大隅健一郎 |
反対意見 | なし |
参照法条 | |
旧民法43条、憲法3章 | |
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この事件は最高裁まで争われ、最終的には営利法人の政治活動、その一環としての会社による政治献金が認められた。以来、会社その他の団体による政治献金の問題において必ず言及されるリーディングケースとなっている。