化石分類群
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化石分類群(かせきぶんるいぐん、英: fossil-taxa)とは、国際藻類・菌類・植物命名規約 (ICN) における、化石をタイプとする学名を持つ分類群である[1][2][3]。化石分類群は、保存状態、生前の生物における部位、生活史の段階について、ある1つまたは複数の状態の遺物からなる[2][3][注釈 1](この要件の示す意味については#形態分類群の項も参照)。『国際藻類・菌類・植物命名規約(メルボルン規約)2012』以降「化石分類群」の名で呼ばれるが、それ以前の『国際植物命名規約 (セントルイス規約)2000』および『国際植物命名規約(ウィーン規約)2006』では、化石植物の分類群は形態分類群(けいたいぶんるいぐん、morphotaxa)と呼ばれた[4]。また、それ以前の1999年までは形態属および器官属という概念が用いられてきた[5]。本項ではこれらについても概説する。なお、現行の規約は『国際藻類・菌類・植物命名規約(深圳規約)2018』である。