塩豚
豚肉の塩漬け / ウィキペディア フリーな encyclopedia
塩豚(しおぶた)は、豚肉を塩漬けにした食肉加工製品。 通常は豚ばら肉が使用され、肩ロースも稀に使用される[1][2]。塩豚は切っていないベーコンの塊にも似ているが、ベーコンと比べると塩気がより強く、脂はより多く、燻煙はされておらず、熟成は進んでいる。
堅パンと塩豚は、17世紀、18世紀、19世紀を通じて多くの軍隊で標準的な配給糧食であり、アメリカ合衆国の南北戦争、米英戦争、ナポレオン戦争などでも使用されてきた。現在、塩豚は伝統的なアメリカ料理、特にボストンのベイクドビーンズ、ポーク・アンド・ビーンズ、ソウルフードには欠かせない食材となっている[3]。一般的には塩豚をカットし、湯通しやレンダリングして使用される。
アメリカ合衆国南東部で伝統的に人気のある「ストリーク・オリーン」(Streak o' Lean、塩豚に小麦粉をつけて油で揚げたもの)は塩豚でも作られるが、標準的なベーコンでも作られる[4]。塩抜きをして、カリカリになるまで炒める。