大多喜ダム
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大多喜ダム(おおたきダム)は、千葉県夷隅郡大多喜町、二級河川・夷隅川(いすみがわ)水系沢山川に建設が進められていたダムである。
概要 大多喜ダム, 所在地 ...
大多喜ダム | |
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湖底予定地より獅子ヶ口橋を望む | |
所在地 |
左岸:千葉県夷隅郡大多喜町西部田 右岸:千葉県夷隅郡大多喜町西部田 |
位置 | - |
河川 | 夷隅川水系沢山川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 |
中央土質遮水壁型 ロックフィルダム |
堤高 | 36.5 m |
堤頂長 | 346.3 m |
堤体積 | 1,011,000 m³ |
流域面積 | 3.6 km² |
湛水面積 | 25.0 ha |
総貯水容量 | 2,100,000 m³ |
有効貯水容量 | 1,950,000 m³ |
利用目的 | 洪水調節・不特定利水・上水道 |
事業主体 | 千葉県 |
電気事業者 | なし |
発電所名 (認可出力) | なし |
施工業者 | 未定 |
着手年/竣工年 | 1991年/- |
備考 | 2008年中止方針後、2011年中止決定 |
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千葉県が計画を進めていた県営ダムで、高さ36.5メートルのロックフィルダム。夷隅川水系唯一の多目的ダムとして計画され、夷隅川下流の治水と南房総地域への上水道供給を目的とし、さらに房総導水路の調整池としての役割も担う予定であった。しかし事業の長期化が進む中で南房総地域の上水道需要が低下。その結果下流受益地の自治体が事業からの撤退を表明したため、2008年(平成20年)3月27日に事業中止方針が公表され、地元住民の理解を得られたとして、県は2011年3月4日正式に中止を決定した。その後は川幅を広げる「河道改修方式」を行う[1]。中止したダム事業の一つである。